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2015年7月14日火曜日

スズメに配慮するハシボソ

スズメを蹴散らして我先にと片っ端からエサをゲットするハシボソも居れば、スズメが怖がらないように、少し離れた場所に着地してゆっくり近づいて自分の分(体格に合わせてエサの大きさを分けている)だけ正確にゲットし、直ぐにその場を離れるハシボソも要る。
その場のルールを把握しているという点についてはどいつも一緒なのだが、ここまで状況を正確に把握してくれる個体は珍しい。

大きい餌だけ持っていくのは普通だろう? と思われがちだが、遠慮の無いハシボソは小さいスズメ用のエサを最初に喉いっぱいに詰め込んでから大きなエサをゲットする。
ところが、配慮してくれるハシボソは、あくまでも大きなエサだけ選んで持っていく。しかもスズメが逃げない一定の距離というのを観察しながら、敵意はないよーって感じで目的のエサに辿り着く。咥えたら、驚かさないようにスズメから離れて飛ぶ。

カラスはスズメほど争いを好まない。スズメなんか、エサを放るとスパローミサイルの如く一直線に追尾し、スズメ同士の激突も珍しくはないというか、それが普通。カラスはまずハッタリから始めて相手が自分より強そうかどうか見計らう。衝突は滅多なことでは起きない。威嚇合戦はあるものの、直接的な取っ組み合いなどの喧嘩に至るほうが珍しい。つまり、相手が強ければ遠慮し、相手が弱ければ遠慮しないという性格が普通。

でもどうだろう、このようにスズメに対して遠慮や配慮をするというのは、オラがスズメを再優先に考えているから、スズメに直接遠慮しているのではなく、オラに対して遠慮しているとも考えられる。

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