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2010年3月18日木曜日

タカとハクセキレイ

今の職場の2Fから見れる鳥はカラスとヒヨドリとアカゲラとハクセキレイと頭が白いタカの仲間。
降っては消える雪の合間に、ハクセキレイは田んぼの雪の消えた境目をチョロチョロと歩き回っている。
ここを縄張りにしているタカの仲間がよく滑空しているのだが、ハクセキレイは食べられまいと微動だにしないこともある。
タカも向かい風を利用して非常にゆっくりと移動しながら飛ぶ。
ハクセキレイは心臓がバクバクしているだろうな。

でも、ハクセキレイがこんな危ない場所を頻繁にエサ場に利用しているのは、カラスの夫婦が居るからだと思う。
何せ、タカとカラスは仲が悪い。
タカがゆっくりと滑空していると、猛スピードでカラスが追い出しに入る。
先日もタカがエサをゲットしたのだが、カラスに追い立てられてあえなく退散。
その時にエサを落としてしまった。
その白いエサは放物線を描いて落下したが、球にパタパタと羽ばたいて飛んでいった。
どうやら小鳥のようだ。命拾いしたようで・・・

カラスも小鳥を食べる事もあるが、何せスカベンジャー。※掃除屋さんのこと
生きている小動物は捕るのが面倒なのか殆ど見向きもしない。
大抵はゴミステの屋根に止まって、何かチョウダイしていることが多い。※ハシブトのことね。

身近で見られる食物連鎖。
食べられる側も必死。食べる側も必死。追い出すほうも追い出される方も必死。
人間社会では日常茶飯事に殺し合いを目にすることは無いのだが、ちょっと目線を変えると、身近な生物は生きるために必死である。

ハクセキレイは、人間と一定の距離を取る野鳥。
でも、害が無いと判断すると2mくらいまでは距離を許してくれる。
先日も浅虫の岸壁でパンクズを貰いに車の陰をウロチョロしていた。
反対側に回り込むと、また反対側に逃げ、追いかけるとまた反対側に。
あまりしつこいと飛んで逃げるが、基本は地面を滑るようにチョロチョロと蛇行しながら歩く小鳥。
白と黒のツートンカラーで地味ではあるが、なかなか可愛い小鳥である。
たまに無人のGSに群れていて、早朝にけたたましくさえずっている事がある。
エサ場は河原や海岸ではあるが、小虫を食べるので早朝の幹線道路で車に激突した虫を拾い食いしていることも多い。
そのため、よく車に轢かれて死んでいる個体も見かける。

Wikipedia ハクセキレイ

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