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2010年3月1日月曜日

ホタテ

津波:養殖棚が流失「被害は億単位」、肩落とす漁協も

青森県はホタテ貝の水揚げ日本一(過去?それとも現在?)である。
ともかく、青森県のホタテの水揚げ量は全国でもトップクラス。

20年くらい前に台風19号が青森のリンゴを壊滅的な状況に追い込んだとき、長野ではウハウハだっただろう。たぶん。
丁度逆の時もあったようだが、天災によって特産物が壊滅的被害を受けることは多々あることだ。
今回のチリ地震で太平洋沿岸に多大な被害をもたらした津波は、内海に属する陸奥湾には影響が無かった。
どこかで被害を受けてもどこかが被害を受けない。それによって被害を受けなかった地域は儲かり、被害を受けた地方はとんでもない損害を受ける。
産地が分散している事で流通量には影響を受けるものの日本国内の産地が一度に全滅する事は無い。
危険なのは単一の生産地である場合、それが壊滅したり生産者が居なくなると輸入に頼らざるを得なくなる。国内に産地が分散している事でメリットがあるといえば、生産技術の交換ができるかもしれないこと。
生産物の品質を上げようと競争が起こり、栽培・養殖技術が向上すること。

青森県ではホタテは殻つきのままスーパーに並んでいる。
貝殻を外す道具も付属しているし、ホタテを解体できない人はネイティブ青森県民ではないと言えるくらいメジャーである。
殆どのネタが局所的なネタなのに県民皆がそうだと誤解を受けそうなイメージが強い「ケンミンショー」も、アレだけは本当だ。

夏になれば活きの良いホタテを発砲スチロールの箱単位で買う。
BBQの網に載せて焼くと勝手に貝が口を開ける。
そこに日本酒や醤油を垂らして火を通す。
ホタテから出た汁が流れないように網から取って汁を啜る。
マジで旨い。

この地震で被害を受けた宮城県も大損だが、身近な食べ物が急に値上がりすることを考えれば被害を受けなかった青森でも地元の消費者に価格高騰として跳ね返る。
最も得をするのは青森の漁協で、その恩恵を僅かに生産者が受けるに過ぎない。

ホタテの原価を知っているとマジでボロ儲けしているなと思わざるを得ない。
儲けは被害を受けた時の貯金として貯めるか、ちゃんと生産者に還元して欲しいな。
被害を受けたから税金で補填するとかよくあるじゃん。
税金で補填する必要が無いくらい漁協は儲けてるんだと思うよ。

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