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2010年3月1日月曜日

津波は衝撃波

津波は海水が押し寄せるのではなく、水面に物体を落とした時に生じる波紋のようなもので、海水が移動するものではない。

地震などで、プレートが跳ね上がり、海面が押し上げられる。
押し上げられた反動で衝撃波生じる。
衝撃波は時速720kmほどの速度で伝達する。
衝撃波は深いところでは波の高さとして殆ど存在しないが、浅くなると急激に高さを増す。
高さを増すということは海面に高低差が発生して、高くなった海面は平らになろうとして海水が移動する。
その時に見られるのが津波だ。

沖合いに居る舟が被害を受けないのはこのせいだ。
湾や入り江などで被害が増すのは、外海から湾という「広い場所から狭い場所へ衝撃波が集まる為」と考えると分かりやすい。

チリで起きた地震の衝撃波が津波として地球の反対側まで到達する。
こんな事は過去にもあったわけで、今回はその教訓もあって過剰な警戒をしたものの予想の3mではなく半分ほどで済んだようだ。
今朝のラジオでは50~60cmほどの津波でも普通の波と違って速度があるので大人でも押し流されると言ってた。
TVでは宮城県が徐々に海水面上昇を起こして防波堤が水没したり、関東では川が逆流したりする現象があったようだ。

気象庁では予測が難しいと言っているが、月の位置(満潮/干潮)と海底マップ、流体のシュミレーションと併せて到達速度やエリア。規模の大まかな計算ができるようにして欲しいものだ。
地震と津波の観測技術や予想精度は日本が先進国なんだから、ハードウェアとしてのスーパーコンピューターがどうのこうのいうよりも、もっとソフトウェアなどに力をいれて欲しい。

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