あおもりくまブログアクセスカウンター

2009年5月3日日曜日

辛口で申し分けないが自業自得の雪山事故

唐松岳で滑落女性らの捜索再開 悪天候でヘリ飛べず

北アルプス唐松岳で女性2人が登山中に滑落、1人が行方不明となり1人が負傷した事故で行方が分からなくなったのは、愛知県豊橋市の会社員松本みゑ子(52)。大阪市の栄養士後藤真由美(51)が足を骨折して身動きできない状態で、同行の仲間と一緒にいるとみられる。
ねぇ、どうして?なんで?

①雪山登山の素人事故が無くならないのに規制しない理由。
②死ぬかも知れない。大怪我するかも知れないって分ってる?。怖くないの?
③無事に登頂して無事に戻って来るという意地は無いの?
④参加することに無謀と感じなかったの?。自分の意志?それとも誘われたから?
⑤重大な事故になりかねないことを承知で行って事故れば助けてくれ?。迷惑行為じゃないの?
⑥そろそろ免許制にしたら?。体力や注意力などそれに見合う能力のテスト。そして基本的な知識と判断基準の筆記試験。


いつも思うんだけど、滑落するかも知れない場所を滑落するかも知れないと思って歩くのと、いきなり落ちるのとでは、歩き方も防御姿勢も違うんだけどね。やっぱり漠然と歩いていたんだろうか。
それにさ。助けに行く人も危険を犯すかも知れないんだよね。

オラは山を歩く時、足裏の神経は接地感圧とグリップ感、安定感で判断している。安全性が確認できない場合や、体重を預けた時に安全が保証できない場合は体重を全部預けたりはしない。
なぜなら、体重を預けた時に踏み抜いたり崩れるかも知れないからだ。

これだけ注意しても突発的な事故は避けられない。
過去に腕一本でロープに宙吊りになったり、足一本で自分を支えたことがあるからね。
でも、常に警戒しているから落下は避けられているんだよ。
斜面を滑落したときも、オラは基本的に装備は無いからね。身ひとつだからどうとでもなるよ。
尻(ケツ)と踵(かかと)と掌(しょう)でブレーキと舵取りするから。
ケツが青痣(アオタン)になったよ。痛かったな、あれは。

                       ポリポリ
そんときは数十メートル落ちたけど (* ̄(エ) ̄)ゞ  いやぁ、想定内っすよ。
だって、落ちるかも知れないって思ってたし。

      ここ重要
(* ̄(エ) ̄)っ/「落ちるかもしれない」&「滑るかもしれない」

運転でもあるでしょう「かもしれない運転」をすること。大丈夫だろうとかの「だろう運転」はしない。
これがプロドライバーとアマドライバーの違いだ。だけど、心構えは別にプロ意識でも構わない。
それが防衛運転に繋がる。プロの考え方を参考にすることはそれだけ安全性が高くなる。

登山も山菜採りも同じだ。
「まだ大丈夫だろう」、「このくらいなら大丈夫だろう」、「いつもの山だからこのくらい平気だろう」。

こう思うよりも慎重になるほうが良いに決まっている。

「滑るかもしれない」
「足元が崩れるかもしれない」
「天候が荒れるかもしれない」
「戻った方が良いかもしれない」
「天候が回復するまで待った方がいいかもしれない」
「自分は大丈夫だが、パーティーの誰かが無理をしているかもしれない」
「ここは慎重に進んだ方がいいかもしれない」
「今回はもう諦めた方がいいかも知れない」

「ここまで来て戻る訳にはいかない」とか、「山頂はもうすぐそこだ」とか、テンションだけ上がってみんなヘトヘトになっていればそれだけ足がもつれたり、慎重さに欠如した歩行になってなる。
無理が許されない環境に居るのであれば、尚更無理は許されない。

そして、雪山登山に限らず、パーティーを組んで登山するのであれば事故に責任を負うリーダーを事前に届けさせ、監督責任を負わせるべきだ。
その辺の居酒屋へ会社帰りに飲みに行く感覚で誘う訳じゃ無いんだし。
少なくともパーティーを組むなら資質があるかどうかも見極めて厳しい決断くらいできなきゃダメでしょう。
だって、連れて行くのなら誰かが脱落者を面倒見なきゃならないでしょうし、けが人が出たら置いていく訳にもいかない。それぞれが「自分は大丈夫」って思ってても、個体差はあるし。注意力や感覚だって人間だからそれぞれ異なって当たり前。

連れて行くには心配があるのなら低調にお断りするべきだし、連れて行くのなら条件をつけるなり、サポートする人をつけるなり・・・
一蓮托生っていうなら、全員を腰紐で結ばなきゃ。
命をかけてやろうってのならそれくらいしなきゃね。
じゃなきゃ、極限の状態に陥った時に何かと困ると思うな。

( ´(Д)`)y━~~~ オラは一匹クマだからな。集団で山に行くのは面倒見切れない。

いいぞーひとりってのは。絶対遭難しないし、誰の足も引っ張らないし。
歩行困難でも自力で車に戻れば勝ちだ。救急車もヘリも乗った事無いしよ。
自分以外のなにかの接近も直ぐに探知できるしよ。


そういや、今日はオカタンと一緒に神社にお参りに行った帰りに、いつも行ってる山にちょっと寄った。
格好は普段着で、オラはジャージにサンダルだし。

ゴゴミとワイルドチャービル(シャク)が10m下の沢まで急斜面に山ほど生えててさ、オカタンは面白がってコゴミを採ってんだけどね、やっぱり何年も山に行ってないし、もう歳だしさ、危なっかしくて気合い入れまくり・・・
だって、滑落したら困るし、落ちたら傾斜40度をオカタン担いで登ってこなきゃならんし。怪我されたらかなわん。
普通はこんな状況じゃ「かもしれない」が少なくとも3つ4つは直ぐに思い浮かぶわな。
連れて行くってのはそれだけ責任があるし、常に神経を尖らせてなきゃならん。

過去に知り合いを3人一緒に連れて山菜採りに行ったんだけど、あんときは疲れたな。
ひとりは登山経験が豊富で体力も感も優れた年配の人。
だから山の常識はあるし、方向さえ見失わなければ心配はぜーんぜん無い。

だけど、残り2名が勝手に別行動して見えなくなった。Σ(゚(Д)゚ )どこ行ったーーーーー!!!

でも、オラは耳がレーダーだからよ。
耳を済まして、方向を割り出して見つけに行ったよ。
山での移動速度はクマ並だし。5分も掛からなかった。
やっぱり想定外のことって起るんだよ。
全員ベテランってなら、何時に集合ってだけで良いんだけどね。

いっそのこと、登山もOFF会みたいに「何時に山頂集合」ってことでいいんじゃないかと。
これなら全員「自己責任」である。
各人の力量に応じて自分のペースで登山。
スタートがバラバラで山頂で帳尻合わせ。
無理だったら諦めて帰る。
誰の足も引っ張らないし、誰にも迷惑はかからない。
誰も助けてくれないから気合いも入る。
プレッシャーも無いから注意散漫にもならない。つまり集中できるってこと。

でも、どうでもいいけどさ。
アマチュアの登山ってやっぱり何か制限とかつけないと誰かが悲しい想いをしたり、誰かが一生消えない心の傷を受けると思うんだよね。
遭難事故の多い県では条例を作って然るべき。

0 件のコメント:

コメントを投稿